奥飛騨 新穂高温泉 槍の郷 ②~松本~帰路へ 2018年11月上旬

奥飛騨 松本
11 /12 2018

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朝起きたら、昨日は雨で霞んでいて見えなかった部分に槍ヶ岳がくっきり。

冠雪している右上部分のえんぴつの芯のような小さく尖ったところが槍ヶ岳です。

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早朝の朝日をいち早く浴びて光る姿はもう神々しいとしか言えませんでした・・

朝湯へ。

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タルの湯の寝湯からの眺望↑↓

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朝早くから何機も槍ヶ岳周辺を飛行機が飛んでいました。

飛行機雲。


山伏の湯の朝。

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山伏の湯からの槍ヶ岳が近くていちばん綺麗かも。


朝食

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シンプルだけど一品一品おいしくてお米がすすみました。

味のついたお揚げの焼いたのは「あげづけ」っていうマツコの知らない世界とかでもやっていた高山名物かな。

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おいしくいただきました!

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お部屋に帰って、日が高くなるにつれて見え方の変わる景色に見とれていました。

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まもなく雪が舞うかと思いますが、もともと情報番組では「雪見風呂の素晴らしい温泉」ということで紹介されていました。

これからの冬はより綺麗なのでしょうね。

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チェックアウトします。


東海地方の自宅に帰るには東海環状自動車道経由と中央道経由があるのですが、昨日通った中央道松本経由で帰ることにしました。

こちらのほうが若干時間はかかります。


じつは昨日通った時、猿のカップルを見かけたのでまた会えるといいなという期待もこめて。

あと去年のこの日まったく同じ道を通ったのですが風の高熱でまったく紅葉景色を見る余裕のなかった相方のリベンジのためもあります。

あのときは死んだ目をして運転してたな・・

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写真だとくすみますが、実際は真っ黄色の山

カラマツの紅葉ですね。

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昨日お猿がいた場所に降りてみる。

水殿ダム湖の辺りのようです。

岐阜県と長野県をつなぐこの国道158号線沿いの梓川には安曇三ダムといわれる水殿ダム、奈川渡ダム、稲核ダムが15キロにわたって連なっています。


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今日は見つかりませんでした~

お猿出現のような一瞬を逃さないためいつでも写真を撮れるようにしとくべきでしたね・・

でも景色は綺麗。

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先を進みます。

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風穴の里という道の駅で休憩。

ここはなかなかお土産が充実しています。

昔土地の冷涼さを利用した風穴という冷蔵施設を日本で初めて作り蚕の生育にも利用して絹産業の発展を担ったそうです。

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車窓から撮ったらタイミング合わず手前に木立ちが入り込みました。

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↓松本インターが近くなるにしたがって、緑の部分が多くなりました。

このあたりはきっとこれからですね。

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松本の ものぐさ太郎 穂高城 松本インター店 で昼食です。

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まずお店の若い可愛らしいお姉さんの接客が良かったです。

そしたらほかのお店の人達もみんな感じ良くって、なんでかな~と思ったら、「穂高城」というお宿が経営しているお店なのですね。

お店のサービスのそばがき

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天盛り 十割そば

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途中から入れて味の変化をお楽しみくださいということで焼き味噌が添えられていました。

そば好きの相方、堪能~!

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お店の前にある北アルプスの伏流水

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「天使のはしご」レンブラント光線がまぶしい中央道を南下。


木の葉達の最期の美しい姿を目に焼き付けて帰ってまいりました。

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奥飛騨 新穂高温泉 槍の郷 ① 2018年11月上旬

奥飛騨
11 /12 2018

PB043320.jpg 新穂高温泉 深山荘別館 槍の郷 に宿泊しました。

東海地方ではよく情報番組やニュースなどで見かけるので、一度泊まってみたかったのです。

河原に隣接した開放的な深山荘の露天は有名ですが、こちらは深山荘の別館になります。

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薪ストーブ

使用されている形跡はありますが、この日は点いていませんでした。

冬には火を入れられるのでしょうね。

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廊下にサインがたくさん貼ってあり、芸能人の方もたくさん泊まられているようです。

このほか、「あきら100%芸」でおなじみの(笑)原田龍二氏、「山タレント」の金子貴俊氏等々。

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部屋数7室のコンパクトなお宿。

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館内にはツインのお部屋もありますが、和室が多いようです。

ところどころきちんとメンテナンスされていて、清潔。

広縁は床暖房でした。

Webであまり和室の情報がなかったので載せてみました。

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お部屋の窓から。

写真だとわかりにくいですが真ん中の白い石のところは蒲田川。

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おこじょ小屋」という一角には温泉玉子(普通の温泉玉子ではなく反対玉子のような感じ)、湧き水、川魚の水槽、蒸気の尻湯?があります。

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相方、タオルを持って別棟の貸切風呂へ。

もちろん一緒には入りません(笑)

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テレビでよく紹介されているのはこの貸切風呂。

穂高18号線97℃・深山荘1号線28℃源泉2本を持っていて掛け合わすことで水を入れず適温にしています。

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 炭酸水素イオンと天然の保湿成分メタケイ酸の含有量が多い温泉でなのだそう。

もちろん かけ流し です。


タルの湯

深湯です。

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水深が130㎝あって大人の男性でも立って胸くらいまでお湯がきます。

水深は日本一と聞いています。貸切の中でということかな?ちょっとそのへんは調査不足です・・

奥は寝湯。

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私は相方の後に夕方日が暮れそうになってから入ったので、ここからの眺望は岩のライトアップ。

うまいところに天然の大きな岩があるので対岸からの目隠しになっています。

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脱衣所の備品もスノコも籠も綺麗でとても清潔感あります!

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子宝の湯

ここのお風呂のもみじはとても綺麗~

わりと他の二つと比べて塀が高くて隙間も少ないので女性は入りやすいと思います。

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相方が入っているときに明るいうちに写真を撮るためちょっとだけ覗かせてもらいます。

相方の「ねぇねぇあの石ってなんだと思う?」という言葉のセクハラ(笑)を完全無視。

もし家族で入ったら気まずくなったりしないんでしょうか・・


充分広い子宝の湯ですが、もっと広いのが、

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山伏の湯

なぜかブランコ。

貸切風呂で広さと湯量は日本一です。

湯量は 300ℓ/分(かけ流し1000ℓ/分)

ひとりでこれはぜいたくです・・


山伏の湯とタルの湯は眺望を優先しているためだと思うのですが、ご覧のようにかなり開放的。

恥ずかしくて、私は暗くなってしか入れませんでした~

でも電気をつけると逆にステージみたいに(笑)

女性はみなさん水着でも着て入ってるのかな~??


ただ貸切露天が充実しているというだけではありません。

こちらのお宿は湯質にもこだわりがあるのが素晴らしいのです。

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日本温泉遺産を守る会の認定には

・温泉法に定められた温泉であること。

・自然湧出、若しくは100パーセントの源泉が注ぎ込まれた浴槽であること。

・循環濾過させない、いわゆる「源泉かけ流し」(湯温調整目的の加水・加温は含む)の湯船であること。

・施設の経営者が湯守と旅籠の心意気を兼ね備えていること。

の条件が必要らしいです。


お夕飯

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このほか秋限定の松茸の土瓶蒸しもありました。

岩魚のお刺身は海のお魚より食べやすいです。

飛騨牛も柔らかかったです。

いちばんスタンダードなコースでしたが、お腹いっぱい!

ご飯もわりと早いタイミングでおひつを持ってきてくれるし(←飲まない人にはこのほうがいいですよね!)、着火剤に火を入れるのもお好きな時にと言ってくれるし、自由にさせてくれるところがありがたいです。


夜は大浴場の内湯へ。

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大浴場の写真は撮らなかったので、↑公式HPからお借りしました。


私がいちばんよかったのはこの内湯の泉質です。

ここは何度も入りました。

貸切露天と源泉の掛け合わせの配分が違う感じがするのは気のせいでしょうか・・

素敵な貸切露天もいいけれど、最後は内湯がいちばん気に入るというのは皮肉な話です。

相方は貸切風呂派のようですね。

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新穂高の夜は更けていきました。

奥飛騨 新穂高 鍋平高原 2018年11月上旬

奥飛騨
11 /10 2018

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長野の山田温泉を後にして、向かった先はいつもの奥飛騨温泉郷。

移動に2時間ちょっとかかりました。

長野→岐阜は近いかなと思って組んだスケジュールですが、もしかして東海地方の自宅から直接行ってもそう時間は変わらなかったのかも(笑)

長野では快晴だったのに、安房峠を超えるあたりから雲行きがかなり怪しくなりました。


まずは 平湯温泉のあんき屋さんで昼食。

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外観は取り忘れたので、↑上は去年の初夏の写真です。

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飛騨牛特製鉄板焼き定食です。

タレがほかではあまりないあっさり味付けでおいしいのです。

相方にはプロをなめるなと言われますが・・このタレを以前から何回も自宅で真似しようとしましたが再現できないのですよね。

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前お店の方にレシピをなんとか聞き出そうとしたことがあるのですが失敗しました(笑)


昼食後、新穂高ロープウェイのしらかば平駅 へ向かいます。

途中ナビが信用出来なくなって電話で道を確認して無事到着。

以前、山の細い道でえらい目に合っているのでカーナビにはトラウマがあります。

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じつは今日はロープウェイに乗車ではないのです。

駅の周りに広がる鍋平高原で山歩きをします。

新穂高ロープウェイ周辺で生息しているというオコジョが見たいのです。

天気は一段とどんより。

もったいないのでロープウェイは天気のいい雪の時期にとっておこうと思います。


相方が最近読んでる熊漫画のせいで極度の熊恐怖症なので(笑)今回は事前に 有料のガイドさん をお願いしていました。

山岳ガイドではなく 自然散策のガイドさん なんだそうです。

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「乗鞍に登られたのなら物足りないでしょうけど」と、謙遜されるガイドさん。

上の看板が目に入りました。

いえいえ十分スリリングです・・

ここはロープウェイから熊が走ってるのが見えることがあるそう。


ここから鍋平高原(標高1305m)ひとまわり約3㎞の自然散策路を1時間半かけて歩きます。


ウチワカエデ

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平地でよく見るカエデより葉っぱが大きいです。

なかにはほんとに手のひらくらいのものもあるそうですね。

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最初はこのような舗装された道を歩きます。

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名前忘れました。クリスマスリースにするやつです。

おそらくこのブログをご覧の方のほうがよくご存じかと・・

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この年はいろいろな意味で当たり年。

5年に一度しか成らないミズナラの実が全国的に成ったのですよね

熊の大好物。

キノコも豊作ということで、熊は里に出なくてもおなかいっぱい。

今年はこのあたりでも目撃情報はあまりないそうです。

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このような山道に入りました。

ちょっと違った設定で写してしまいいつものサイズに縮小したら相方が一気に縮んで膨らんだ(笑)相方はこれをものすごく嫌がるんですが、どうしようもないので載せます。

自分の写ってる写真でもこうなることが多々あってすご~く嫌なのですが、これはどうしたらいいのでしょうか?

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芽の出たミズナラを発見。

相方持って帰りたいのか手から離さず挙動不審になっています。

「こらっ!」と言おうとしたら、ガイドさんの目が光ってて諦めた様子(笑)

ガイドさんはご自身の持たれたトレッキングのステッキで木の葉をうまくよけていろいろなものを探し出してくれます。

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ところどころに熊よけの鈴が設置されています。

相方がめっちゃかき鳴らして恐怖を和らげています。

うるさい・・

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ド根性ミズナラ 真ん中の曲がった木です。

積もった雪が真っすぐ育つのを遮りましたが、曲がりながらも立派に育ちました。

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ガイドさんがシラビソの木の下で立ち止まると落ちていた枝で樹液をぬぐって嗅がせてくれました。

スッとする森林の匂い。

樹液の匂いが森の香りの一部を担っています。

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天気がいいと上の方に笠ヶ岳が見えるそうです。

笠ヶ岳は岐阜県では最高峰なのだそう。

高い山に沿って県境があり、だいたいの高い山は長野県側に山頂があるそうです。

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写真中央の小さい赤いのは落ち葉じゃなくてカエデの赤ちゃん

赤ちゃんなのにちゃんと紅葉するんですね~

横の緑のクマザサについてもレクチャーがあり、葉が9枚あるものが一番適した環境で育っている個体だそうです。


ちょっと雨が降ってきました。

後ろからワサワサ音がしてきて「熊!?」と思ったら、追いかけて傘を持ってきてくれた新穂高ロープウェイのスタッフの方でした。

親切。

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道が細くなってきました。

ちょっと自分達だけなら入っていくのを躊躇したと思います。

相方の前にガイドさんがいらっしゃるのですが、ブログに載せるお話はしていないので隠しました。

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紅葉の林。

ガイドさんと相方が林にたたずむ姿がすごく自然な感じがしたので撮りました。隠さないといけないのが残念。

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「この紅葉は今がいちばんいいとき。1週間前より今日の方が綺麗」とガイドさん。

もう2日もしたら全部散ってしまうそう。

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こちらを行けば新穂高へ。

いつの日か目指したいです!

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木の上にある熊棚のようなモコモコはヤドリギ

一種のエアープランツのようなものだそうですね。

野鳥の力をかりて他の木の樹皮に種をおとしてもらい宿ります。

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ずっと疑問だったシラカバとダケカンバの違い

幹がわかりやすいそう。

ダケカンバはシラカバより白くなくて木の皮がボロボロとはがれてるものが多いようです。

この皮は濡れていてもよく燃えるので、遭難して寒い夜を明かすときには思い出してくださいとのこと。

この木を燃やした種火を神事に使う地域もあるそうですね。

他にもウダイカンバもあって、シラカバ、ダケカンバ、ウダイカンバ(葉が小さい順)でカンバ三兄弟。

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戻ってきました。

やっぱりオコジョを見ることは出来ませんでした。

もっとたくさんのお話があったのですが、なにせアンポンタンの私達。

かなり忘れてしまいまいました・・

ガイドさんごめんなさい!

でも、奥飛騨の山にわけ入ってもらってきた樹木のパワーだけは今も残ってるはず。

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イチイの木。

麿がもつ「しゃく」を作るのに用いられます。

それほど高貴な木ということで「イチイ」

この赤い実もおいしいそうです。

高い標高には自然に生えない木なのですが、これは「飛騨の木」ということで植えてありますとおっしゃっていました。

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ちょうど観光バスが到着。

今からロープウェイに乗られる方々かと思います。

ご高齢の男性がかなり本気で「おぶってってくれ~」と言われていました。

せっかく来られてお天気がイマイチなのはお気の毒ですがわいわい楽しそうでした。

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散策路内で5か所スタンプラリーがあって専用用紙に全部集めると、ロープウェイの20%割引券がもらえるそうなので集めながら歩いていました。

おかげ様でいただくことが出来ました!

5月のロープウェイの山頂駅に雪が残っている時期は特にいいですよ~と聞きましたのでそのころに。


山に行っても景色のことしかわからなかったのですが、自然散策の楽しみ方を教えてもらうことが出来ました。

雑談も楽しいし、ガイドさんをお願いするのもいいものですね!

信州高山温泉郷 山田温泉 2018年11月上旬

信州
11 /09 2018

須坂長野東ICを降りて、通りがかった日本の原風景。

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秋色の山を借景に菊の配色が素敵で車を停めました。

実用と鑑賞を兼ね備えた畑であるお洒落な「ポタジェ」が流行りましたが、そういえばもっと昔から日本には日本のポタジェがあったんだった~ということをふと思い出させてくれました。

どなたかの畑なのですが、勝手に掲載お許しください・・

PB033148.jpg 長野県の県民性は「まじめで几帳面」と聞いていますが、それを彷彿とするようなきちんとした農園。

畑の持ち主の方の美意識にほれぼれしてしまいます。

相方の趣味の貸農園は自然農法なので、草なのか野菜なのかわからない畑ですがまぁそれはそれで・・

道端からしばし観賞させていただきました。


この後、さらに東進し 信州高山温泉郷 に到着しました。

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岐阜にも群馬にも「高山」という地名があってややこしいのですが、「長野の高山村」にあります。


七信州高山温泉郷は七味温泉・五色温泉・松川渓谷温泉・子安温泉・奥山田温泉・山田温泉・蕨(わらび)温泉の総称です。


その中の山田温泉に今年の2月冬に来て、今回は再訪になります。

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この赤い橋「高井橋」は山田温泉の紅葉の観賞スポット。

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前回の記事の冒頭の景色はこちらからの光景です。

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お寺などの真っ赤な紅葉とはまた違う、自然の紅葉。

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パンフレットなどでは橋の対岸からこの赤い橋を含め撮影した紅葉の写真が多いようです。

写真を撮っていると、観光バスが到着して観光客がたくさん後ろから来られるところでした。

観光客が橋の真ん中に立っておられたりしますので車で通るときは要注意です。


車はいったん山田温泉を通り越してさらに山奥へ。

日帰り温泉 七味温泉渓山亭 恵の湯

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ここは信州高山温泉郷の一番奥にある七味温泉にあります。

硫黄成分が多すぎておしりや足裏が硫黄成分で真っ黒になる と聞き、前回来た時も行ってみたくてしょうがなかったのですが・・

前回の冬は公共交通機関で来ましたので普通の路線バスのある山田温泉まではなんとか来られても、さらに奥にあるここまでは来られませんでした。

コミュニティバスなら出ていたようなのですが、時間的に難しかったのです。

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標高1200mだそうです。

標高800mの山田温泉は見頃でしたが、さすがに七味温泉はほぼ終わりかけ。

地元の方が「でも今年の紅葉は近年になく良かったです」とおっしゃっていました。

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中は人がいっぱいで撮れなかったので↑公式HPの写真です。

含食塩石膏硫化水素泉 エメラルドグリーンのときもあるそうですが、この日は白濁していました。

かけ流しで気温が低いせいか露天はぬるめでした。

期待していた「体に着く黒い硫黄成分」はあまりつかなかったのですが、入っている時間が短かったかな。

もともと湯舟の底にあまり座らない入り方をするのでつかなかったと思います。

気になっていたところに行けたことに自分で満足。


この日は 山田温泉 平野屋 へ宿泊。

こちらは前回も宿泊しましたがお部屋の大きさや感じはほぼ一緒。

違ったことといえば、お部屋の窓からの風景。

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若女将は「ここの紅葉は今の時期は上から終わって来てるところ」とおっしゃっていました。

ちなみに2月に来た時は↓このような風景。

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いつの季節も風光明媚なお宿です。


前回も載せましたがお夕食

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ナスの田楽味噌や鮎の塩焼きも絶品なのですが、撮るのを忘れてしまいました。

最後のご飯のときに天ぷらも一緒に出してくださるのがうれしいです。

変わらぬほっこりするお料理でとてもおいしかったです!

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朝ごはん

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シンプルですが一品一品とてもおいしかったです。

相変わらずコストパフォーマンスが良く、一人2食付き税込11000円台で宿泊させていただきました。

おかげ様で気軽に来ることが出来ます。


チェックアウトの後は、山田温泉の観光案内所や直産物販売やワインの販売などのあるスパワインセンターへ。

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ハッピ熊さんとゴルフたぬきさんと相方。

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足湯もあって山田温泉の集い処といった感じでした。

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前方奥は 日帰り入浴施設 大滝の湯

幸せの鐘は鳴らさなかったけど、こういうのカップルが好きそうだな


山田温泉というと、あつ~いお湯で有名

含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐塩化物温泉。ほのかな硫黄と濃い目の塩のバランスがとてもいい温泉です。

お宿の温泉もかなり熱いけどまだ入れる熱さ。

宿泊者と地元の方専用の無料共同外湯は朝5時に行ったらこの熱湯好きの自分がどうやっても入れず敗北を味わいました。

太刀打ちできなかった高温温泉は今まで無かったので屈辱です・・(笑)

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↑無料共同浴場の外観と相方が撮ってきた男湯。上の写真2枚はいずれも今年2月に行った時のものです。


熱湯マニアには特におすすめの温泉です。

全国の猛者の方、朝一の無料共同外湯にぜひチャレンジしてみてください!

日中はお湯の温度が下がりますので、日中ではなく源泉入れたての朝一ですよ~!

信州へ 2018年11月上旬

信州
11 /07 2018

信州へ行ってまいりました

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着いた先は、秋真っ盛り

紅葉具合などもレポート出来ればと思います。


自宅からは中央自動車道を東海地方から北上しました。

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12/13まで中央道は中津川~園原までリニューアル工事で方側通行になっていて、2週間前通った時は上下線ともけっこう渋滞していて大変でした。


この日も覚悟していましたが、意外とすんなり 駒ヶ根SA まで来れました。

期間中通られる方はHPをご参考にすいている時間帯を選ばれたほうがよろしいかと。

ここまで2時間、休憩なく来ましたのでちょっと一息。

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中央道もこの辺りからは一段と山が迫って来て長野っぽくなってきます。

ふたたび出発。

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道は中央道から長野自動車道につながります。冠雪の山が美しくてうっとり。

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さらに1時間半運転の後、姨捨(おばすて)SAに立ち寄ります。

この物騒な名前の由来は

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やはりこの地の冠着山に姥捨伝説が残っているそうです。


こちらのSAの夜景は夜景100選のひとつ。

川中島の戦いの場所だった善光寺平が見渡せます。

カメラのパノラマ機能が調子が悪く普通にしか写せませんでした。

冠着山は姨捨山と言われています。おそらくこの写真の手前右端の山でしょうか。

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SA内に下の絵が掲げてありました。

昔、殿様が親が70歳になったら山に捨ててくるよう御触れを出しました。

そのころは栄養状態もよくないので今の元気な70歳の方々とはまったく違っていたでしょうね。

先日の尾畑さんの例もありますし、若い人よりパワフルな方はたくさんいるので信じられないです。

70歳になった母を負ぶって泣く泣く山奥に捨てに行った息子。

お母さんは、自分を捨てた後に息子が帰り道がわからなくなるのではと心配して、息子の背中に負ぶわれながら密かに木の小枝を折って落して目印をつくっているという様子の絵だそうです。

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ここまではとてもせつないお話なのですが・・

この後、息子はやはりお母さんを捨てきれず、家に連れ帰って隠します。

結果的には後日息子が代弁したお母さんの知恵(灰の縄等)で殿様がピンチから救われ、感謝した殿様が改心して姨捨の慣習を廃止するというお話だそうです。

ハッピーエンドで良かった。。だいぶお話を端折りましたけど(笑)


姥捨SAに必ず寄る理由・・おトイレが綺麗なのですよね(笑)売店も充実しています。

そしてもうひとつ

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綺麗なトイレの入り口にディスプレイされている折り紙が温かみがあって季節感いっぱい

なんだか癒されます。

ワンシーズンに少なくとも一回は中央道を通るのですが、立ち寄るたびに微妙に変わるのがちょっと楽しみだったりします。

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トトロ?ふくろう?

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このほかいろいろな折り紙が貼ってあってもう作品の域。

どんな方が折られてるんだろうと想像してみたりします。

これを楽しみにしている人間がいるということがその方に伝わるといいな・・

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そういえば紅葉って葉っぱの最期の姿。

それを思うと、余計美しく感じ、いとおしいですね。

姨捨伝説もあって、しみじみ。


さらに目的地へ向け、車は走ります。

ホテル櫻井の朝 & 浅間山の冠雪 2018年10月下旬

草津
11 /01 2018

2泊目のお宿、ホテル櫻井の朝食でのお話。

朝バイキングだったのですが、写真がありません・・


なぜなら、8時半の最終入場に遅れてしまったから

時間を間違えていて、たぶん9時近かったと思います。

やってしまいました~


朝食会場の中を覗くとまだ2,3組の方がお食事されていました。

無理かな~ダメかな~と思いつつ、おそるおそるフロアの方に言ってみると「あ・・まだ大丈夫だと思いますよ」と。

「一回で一気に料理を取っていただければ、あとはゆっくり召し上がっていただいて大丈夫ですので」と優しく笑顔で言っていただきました。

もうありがたいやら、申し訳ないやら・・感謝です

ゆっくり、と言っていただいても、私意外と小心者なので(笑)

これ以上の迷惑は・・と、急いでお料理を席に運び速攻でいただいたので写真は撮れませんでした。


でもしっかりコーヒーまでいただくことが出来て、この日の朝食はもう食べられないと一瞬あきらめただけにほんとおいしかった・・


自分のアホさに反省しつつ、お宿のホスピタリティに感動の朝でした!

1.png 「お宿の生花」マニア(笑)としては、お宿の綺麗な生花を見るとカメラに収めずにいられない・・帰りにお花と記念写真。


お宿をチェックアウトします。


いつもは東海地方に帰るには景色がいい白根山を通り抜けるのですが、今回は警戒規制で通行止め。

嬬恋方面を通って東海地方へ帰ります。

行きは雨寸前の曇りでしたが、帰りは快晴。

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国道292号線から県道59号線に入り、途中、車が停められる場所がありました。

すでに何台か停まっていて写真撮影している人達がいました。

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こちらから臨めるのは・・

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浅間山

初冠雪だったそうです!

粉砂糖みたい・・

草津は何回も来てるのに、浅間山、はじめて見ました。

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行きも通ったはずだけど、曇ってたし、おそらく背後にあったので浅間山に気が付かなかったです。

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反対側の山には赤い紅葉が緑の中に点在していました。

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こんなたくさんのキャベツみたことないです!

目がチカチカ・・(笑)でも壮観です。

相方は自分の貸農園のために凝視して観察。

もう収穫がほとんど終わっていたけど、もっと早い季節だったらこの辺の畑全部このキャベツで埋め尽くされていたはず。


この後も道中で浅間山は見え隠れ。

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白根山を通るのもいいけど、こちらの道も清々しい美しい景色が広がる道でした。

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しかも、白根山を経由するより、断然早かった・・知らなかったです。

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すすきと紅葉、浅間山の初冠雪。走ってる車から撮ったわりにはちょっといい写真になった気がします(笑)

車窓からけっこう写真を撮ったのですが、逆光やタイミングを外して残念な画像になってしまったものがほとんどでした。

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今回の草津旅行の最大の思い出、カモシカとの遭遇シーン。

この後も少しずつ近づいて5メートルくらいのところまで逃げないでいてくれました。

カモシカさん、どうか暖かくして冬を越してください。


温泉にのんびりしに来たのに分刻みで動いて忙しかったけど(笑)、草津の自然を体感出来ました。

冬は山歩きは寒くて降雪でむずかしいと思いますが(山歩きではなくスキーになってしまうのかな)、来春に行かれる方、温泉だけでなくぜひ温泉街の外にも出ていただきたいです!


私も来年こそはきっと警戒規制の解けているはずの白根山に登りたいと思います!!

ホテル櫻井 & 熱の湯 湯もみ 2018年10月下旬

草津
10 /31 2018

2日目は ホテル櫻井 に宿泊しました

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軽井沢方向から草津に向かうと温泉街の最初に見えてくる大きなホテルでいつか泊まってみたいな~と思っていました。

2018年第43回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で全国総合6位だそうで、ワクワク・・

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↑外観は取り忘れ公式HPからお借りしました!

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ロビーからフロントを見上げる。

冒頭の写真はロビーです。

こちらはとにかくすべてが広々していました。

旅館もいいけど、ホテルの解放感もまたいいです。


午後5時まではロビーにお茶と甘酒とリンゴジュース、温泉まんじゅう2種が置いてありセルフでいただけるようになっていました。

サービスいいですね!

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館内には新客殿もありますが、私達はもちろんお値段控えめな本客殿

しかも、一番狭いお部屋で予約しましたのでおそらくこの日のホテル櫻井でいちばんリーズナブルなプランかと思います!(笑)

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↑お部屋の写真も荷物を広げてから撮っていないことに気づき写真がないです・・公式HPからお借りをしています。


この写真は和室10畳だけど、私達は7.5畳。

でも、お布団ひいていただいても、テーブル椅子セット・座卓・スーツケース2個広げたものを難なく置くことが出来ました。

とても清潔なお部屋でしたよ!

壁に大きい姿見があったし、洗面所とトイレとお風呂もちゃんと独立していてありがたかったです。


着いてそうそう必死で走って湯畑のそばの熱の湯へ(笑)

湯畑へはホテルから30分ごとに送迎バスが出ているのですが乗り過ごしてしまいました~

温泉街で走ってるのは私達くらいでした。

ゆっくり歩いて15分くらい、走ると10分弱というところです。

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16:00からの湯もみショーを見たかったのです。

間に合ったけど、すご~く並んでいる・・入れるのかな

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↑これを見る予定だったのです。(こちらも公式HPからお借りしました。)

いつもは湯もみの女性のショーをやっているのですが、月1回くらい不定期でザスパクサツ群馬のサッカー選手が「湯もみくん」としてダイナミックな湯もみショーを見せてくれます!


開場すると、あれだけ並んでいても無事中に入ることが出来て、ほっ・・

ショーが始まります。

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可愛らしくて元気なMCのお姉さんは三宅裕司のスーパーエキセントリックシアターのメンバーだそうです。

昨年からスーパーエキセントリックシアターの方が交代でやられているようです。

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まず、女性の方の舞踊がありました。

しっとり踊っておられましたよ。

この次いよいよ・・と思っていたら

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出て来られたのは・・あれ??湯もみのお姉さん!

・・なんと「湯もみくん」は次の公演でした(笑)30分、時間を間違えていた~!


旅行のスケジュールは私に任されていましたので「あんだけ走らせといてどういうことだ~」と言いたげな、相方の刺すような視線が痛かったです・・


でも、湯もみのお姉さんのショーのほうが本式なのですよね!何回か草津に来ていますのでもう見た気でいましたが、いまだ拝見したことはありませんでした。いい機会です。

湯もみガールズ」というユニット名だそうです。


去年、和風総本家「密着!温泉街の女たち24時」に出ておられた女性もいらっしゃいました。

その放送を当時リアルタイムで見たのでなんだかうれしい。

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湯もみの唄が心地いいのは日本人のDNAかな。癒しですね。

帰ってからも数日、頭の中で鳴っててたまに歌ってました(笑)

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私は立ち見。

観客はOLさんぽい方や若い方がすごく多かったです。

この後、湯もみ体験希望の方どうぞ~ということになったのですが、皆さん積極的にどんどん出て来ていました。


MCのお姉さんが湯もみガールズのみなさんはWEB等顔出しOKというようなことをおっしゃっていましたので、そのまま写真をお出ししました。


本式の湯もみショーが見られてよかったです!湯もみくんはまた次回。


この後、無料公衆浴場 地蔵の湯 へ。 

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地蔵源泉 源泉温度49.9℃、PH2.2

ほんのちょっとだけ白濁しています。

女湯は4人くらい入るともういっぱいの湯舟なのですがそれを超えて入っておられました。

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お地蔵さんが守っている背後の源泉の写真。

地蔵源泉は引いているお宿があまりなくて、とても貴重なお湯なのです。


暖まった後は、お宿に帰ります。

湯畑からはお宿行きの送迎バスにちょうど遭遇して、帰りは楽。

バスが温泉街の細い道を躊躇なく入っていって、細くて急な角度の角を登りながら曲がった時は乗客から「お~ぉ!」という歓声が漏れていました(笑)


お夕飯

バイキングです。

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ホテル櫻井のバイキングはとても評判がいいのです。

お料理は100種類あるそう。

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お料理あんなたくさんあったのに、なんだか甘いものやデザートばっかりカメラに残っていました。

山歩きの疲れで甘いものを体が欲していたのでしょう。

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ほんの一口ずつがうれしいです。

いろんなものを多種類食べたい!

もちろんスィーツやフルーツは全種類制覇しましたよ(笑)

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利き酒セット

浅間酒造とホテル櫻井は経営が同じなんだそうです。

食べるのとお料理を取ってくるのにあせってしまって写真は少な目ですが、評判に違わず、豪華なバイキングでした。


お夕飯の後はお食事会場の前がにわかに賑やかに。

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炭坑節の盆おどりが始まっています。

この後、こちらでも「湯もみ体験されたいお客様、どうぞ~」というアナウンスがありました。

売店利用券500円分」がいただけるとあって、みなさん少々殺気立つものがありました(笑)

やはり私達も相方が代表して体験することに。

湯もみ希望者はハッピを手渡されます。

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やっていると楽しくなってくるらしいです。

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無事いただくことが出来ました。ありがとうございます!

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その後、体験希望者はあとを絶たず・・物品がかかると大人はこうなりますよね(笑)

しかし、ホテルの太っ腹に感心いたしました。

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この後、ホテル櫻井の社員の方々による和太鼓演奏

とても迫力があってよかったです。

その道の方なんじゃないかと思うほどの方もいました。


楽しませてくれてありがとうございました!!


~続きます~

草津の山を歩く ② 野生との遭遇 青葉山 2018年10月下旬

草津
10 /26 2018

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天狗山ゲレンデを抜け、青葉山へ向かう遊歩道はとてもなだらかな登り。

ちょっとした木々の揺れや林の中の黒い岩を見つけては「熊!?」とビクビクしてめっちゃ速足になっている相方の写真。

対して私はそういうことはあんまり気にしない。

完全に男女逆転です(笑)

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木の橋

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途中、数組の登山客の方やわんちゃんのお散歩の方とすれ違いました。

この日は午後から雨予報だったせいで同じ方向に行く人は私達だけ。

会った方の誰よりも私達は重装備でした(笑)

リュックの中には非常食等、荷物入れすぎて重い!

この季節なら普通にお散歩の格好でOKだったと思う・・

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高山植物のコガネギクではと思うのですが、違うかな。


相方は周りの様子ばかり気になって綺麗な足元のお花には気づいてない模様。


「出来るだけ騒がしく進んでください」と言われていたので、ずっと歩きながらしていたしりとり。

熊から相方の意識をそらすためにちょっといじわるしてみました(笑)

相方「くるま」→私「ま」→相方「りす」→私「す」→相方「りゅうきゅう」→私「う」と、この何倍も続く「り」攻撃。

相方は「り」ではじまる言葉が思いつかなくなってしまい「これはいじめだ~!しりとりはそういう遊びじゃない!!」と言い出して、熊のことは忘れてしまった様子。おもわく通り(笑)

でも、いい年してしりとりのことで怒るのもどうかと思う・・

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途中暑くなって、上着を脱いだダケカンバ林

いままで志賀高原や、白根山でシラカバと思っていた木はダケカンバなのだとこの時知りました。

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曇りながらも、標高があがるにつれてだんだん周囲の山々が見えて来ました。

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そしてすぐ横をアスファルトの道路が通ってることに気が付きました。

志賀草津ルートに平行している遊歩道。

走っている車の姿がチラッと見えたりエンジンの音になんだか安心する。

1時間ちょっと歩くと

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左手に開けた光景が見えてきました。

実際見るとすごく紅葉が綺麗なのですよ。

ほんとに残念なんですが、どんより曇りのせいで写真に色が写らない~

この道路を渡ると、武具脱(ものぬぐ)の池だったのですが・・ 

渡っていいのかよくわからなかったため私達はまっすぐ進みます。

武具脱池は源頼朝の軍勢に追われた源義仲(木曽義仲)の兵士たちが、この池に武具を投げ捨てて逃げたという伝説があります。

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急に広い場所に出た!

どうやら青葉山ゲレンデに着いたようです。

「黄色い木が綺麗だね~」と言ってゲレンデを見上げると「ん?」

ゲレンデのずっと上のほうに黒い点が2個。

カメラをズームしてみても何なのかよくわからず・・

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私はゲレンデで木曽馬か羊を飼ってるんじゃないかと思いました。

相方は「違う」と。

少し近付いてみると

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え~っ、かもしか!!

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可愛い

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人生初、自力で野生動物に遭遇!

ほんとにすごくうれしい(涙)

なんで私山で育って会ったことなかったんだろう。

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自分の携帯で写真を撮りたくなって荷物をガサゴソ。

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かもしかさんはこの後クマザサの中に入って行きました。


スキー場の方に聞いたら、このカモシカさんはもちろん飼われているものではないそうです。

たまにどこからか来てどこかに去っていくそうです。

家に帰ってから調べてみると、同じように遭遇して動画サイトににあげてらっしゃる方もいましたね。


今はスキーシーズンでもないし白根山の警戒規制で山に訪れる人も以前よりは減ったため、野生動物がのびのび出来ているのではないかなと勝手に推測。

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改めて下を見ると、紅葉が広がっていました。

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こちら側が本白根山方向。

入山禁止区域。

肉眼で見ると、緑の中に赤い紅葉のポツポツが可愛い。

たとえ誰にも見られなくても木々は色づくものなのですね。

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この後青葉山レストランで昼食にしました。

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天然水もありました。

おいしかったです。

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青葉山ゲレンデの駐車場にも殺生河原の一部が面してます。

硫化水素の噴気孔で草木も生えないことから殺生河原。生えてるけど(笑)、十分殺生な感じは漂っている。

前この辺は車で通っただけでも硫黄の香りが充満してましたが、以前より減った気がします・・

逆に濃度が濃いということだったりして。

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そして駐車場のすぐ出口が「殺生ゲート

ここからは立ち入れません。

草津の温泉街からはここまでは車で来ることが出来るのでけっこう皆さん車で来られています。

車で来たらよかったのにというようなことは言わないでください(笑)


いつの間にかまた草を食みに戻って来たかもしかさんに別れを告げて、下山します。

あとで知ったのですが、カモシカに会ってもあまり近付いてはいけないそうですね。

興奮すると襲って来ることもあるそう。

びっくりさせてもいけないですしね。

ですが、あの子達はとても落ち着いていました。

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相方も志賀草津道路がすぐそばを走っていることを知って「ここは熊は出んわ」とすっかり安心の相方。

うってかわって帰りはリラックスモード(笑)↓

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きのこの群生地がありました。

食べられるのでしょうか?

たくさんあって誰も取ってないところを見ると毒きのこかな?

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落ちてた葉っぱを拾ってこれは「もみじ」なのか「かえで」なのか照らし合わせている。

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紅葉って下りの方が見やすいのですね。

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熊棚でしょうか??

ふたたび少し緊張が走る。

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でも温泉街が見えて来て、もう到着が近いようです。

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天狗山ゲレンデに無事帰ってきました~

往復で約3時間。

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天狗山のカフェでいただいたホットチョコレートとコーヒーがおいしかったこと

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今日のお宿に向かいます。


~続きます~

草津の山を歩く ① 天狗山ゲレンデ出発 2018年10月下旬

草津
10 /25 2018

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2日目は、草津の山中を歩くことに。


先日の乗鞍行きで安いトレッキングシューズを買ったばかりなので履きたくてしょうがないというのもあるけど(笑)去年秋に白根山の湯釜見学をした時、他にも歩ける場所がたくさんあると知って「今度の草津旅行はちゃんとした装備をして白根山散策をしたいね~」と言っていたんです。

その冬にあの噴火


白根山に登りたかったのですが、今も規制が続いています。 


まず車での通行状況なのですが・・

白根山の通行止めが解除されたという知らせが9月の終わりごろに一瞬出ましたが、くしくも翌日にまた警戒レベルが上がってしまいそれも無きものになってしまいました。

本日の時点で、殺生ゲート~万座三差路は通行止め になっています。

東海地方から行く場合は白根山が通り抜けられませんのでどうぞご注意を


そして徒歩で山を歩く場合なのですが・・

白根山の標高の高い部分は入山規制のため立ち入り禁止です。

もしお考えになっている方がいらっしゃったらと思いますので、少し詳しくお話させていただきます。

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↑草津観光協会HPで出している散策路の図の一部です。


万代鉱源泉が沸いている「殺生・万代鉱・石尊山・草津自然遊歩道コース」は現地の方に聞くとこちらは今 倒木などが多くかなり道が悪くなっている そうです。

この道は基本、登山道の管理はあまりしないそう。

山歩きに慣れている方でも「大変な道でした」とつい先日おっしゃっていたと聞きました。

万代鉱源泉への進入口ももっと以前から通行止めになっているようです。

硫化水素ガスも噴出していて、立ち止まり禁止。

硫化水素ガスは高濃度すぎると匂いが逆にしなくなり危険という話も聞き・・私は正直ワクワクしたのですが、相方が完全に恐れをなし(笑)

行きたいけど自分達みたいな初心者にはちょっとレベルが高いかなと感じこのコースは断念。


対して「しゃくなげ・武具脱の池コース」「氷谷コース」は冬は草津温泉スキー場のコースになる道。

今は紅葉シーズンで綺麗だしスキー場のほうで保全管理をしているため安全で歩きやすいとのこと。


といわけで、私達は「しゃくなげ・武具脱(ものぬぐ)の池コース」を行くことにしました。


こちらの草津温泉スキー場のマップと照らし合わせると、緑の線の「しゃくなげコース」を歩くことになります。↓

img_map[1] 今草津から白根山方向に上がれるのは「殺生ゲート」まで。

赤線で囲んだ斜線部は立ち入り禁止区域です。(自分でザーッと囲んだので行かれる方で細部が気になられる場合はどうか観光協会のほうにご確認いただければと思います。芳ケ平から先と殺生ゲートの先が入山禁止なのは確かです。)

ちなみに噴火したのは赤の斜線内のロープウェイ(点線)の左側だそうです。

※噴石に当たられた方がいらっしゃったのは「連絡コーススカイライン付近」だったとのことです。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。


殺生ゲートのある、青葉山ゲレンデ 標高1742m を目指し、天狗山第4駐車場から出発です。

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駐車場から散策路の「氷谷コース」の山が見えますが、もうかなり見頃でした。


ですが、あいにくの曇り空で写真にせっかくの紅葉の色があまり写らず、すみません・・


天狗山ゲレンデに入ります。

まず散策路にどこから入っていいのかよくわからず、スキー場の方に聞きます。

冬のスキーのコースを歩くわけですから、普通にゲレンデの「リフトの下を歩いて行ってください」とのことでした。 

この時点では標高1245m

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グラススキーしてる人があんまり上手で楽しそうなので、やってみたくなる。

直滑降しかできないから無理か(笑)

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えっ~??

この熊さんが寝ている西側のリフトは稼働中で、乗ると温泉街が見渡せます。

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幼稚園の遠足なのかな。

いいな~こんな小さい子が遠足で草津いけるのか~

楽しそうに走り回っていました。

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おぉ!

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紅葉はグリーンに映えますね。

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この看板に相方、突如大反応。

じつは売店に「熊鈴売ってます」という張り紙を見て購入をさんざん迷った挙句、買わずに来てしまったという後悔をひきずっているさなかに、この看板(笑)

さっきもスキー場の人に「なるべく賑やかにして行ってくださいね~」と言われたし。

相方は熊襲撃事件のテレビ番組や漫画(ゴールデンカムイとか)でさんざん怖いのを見すぎて熊恐怖症になっているのですよね・・


今、音の出るものは声しかない!ということで、しりとりをしながら行くことにしました(笑)


いままで野生の○○が出ますという場所に行っても現地の人に引き合わせてもらわない限りは会ったことのない私。

「わたし野生動物遭遇運ゼロだから大丈夫!」と相方を励ましつつ、殺生ゲートのある青葉山ゲレンデを目標に進みます!


~続きます~

望雲 草津温泉 2018年10月下旬

草津
10 /24 2018

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草津旅行1泊目は 望雲 に泊まりました。


湯畑に近い中心地にあるのに高台なので駐車場まで行きやすいです。

温泉街って細い道に観光客がいっぱいで車で突入するのは緊張感半端ないですよね~それがないのはうれしいです。

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小林一茶、十辺舎一九、高村光太郎、斎藤茂吉等々の文化人が宿泊したことがあるらしいですよ。

こちらの7代目が小林一茶と親交があったそうです。

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ロビー

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お部屋の扉を開けると和室。

その和室に入ると、

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奥にもまた和室。

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本館 次の間つき和室でした。

望雲ではリーズナブルなお部屋なのです。


二人だったら次の間はいらないと思ってたけど・・ あればあったで自分達のような荷物の多い二人には便利でした。

せっかくなので一室は荷物を広げるお部屋兼着替えのお部屋にさせてもらいました。

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眺望は望雲の玄関ビューといった感じでしょうか。


館内散策。

廊下の向こうは新館エリアです。

ピカピカだな~

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談話室もありました。

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談話室の中にはコーヒーの無料サービスも。

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旅先ではパブリックルームで過ごすの好きなのです。


肝心なお風呂なのですが、いつもどなたか入られていて写真は撮れませんでした。

望雲には3つ大浴場があります。

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万代の湯という大浴場です。(↑この写真は公式HPからお借りしました。)

万代鉱源泉 源泉温度は95℃ PH1.7 草津の源泉ではいちばん酸性です。


万代鉱は1970年に噴出した草津の中では新しい源泉。

これが白根山の硫黄鉱山の坑道ではじめて噴出した際は抑制することが出来ず、硫黄鉱山も廃止になってしまったとか。

しばらくの間はそのお湯を利用するすべがなく、そのまま垂れ流しにしてあったらしいですよ~もったいない!

でも今では、ほとんどのお宿が使用している草津の主要源泉となりました。

硫黄鉱山から出たわりには 硫黄香はほとんど無く、ピリピリ感が強い無色透明 です。

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遊山の湯という大浴場(↑こちらも公式HPからお借りしています)

西の河原源泉と万代源泉の2種類の浴槽が並んでいます。

西の河原源泉 PH2.10 源泉温度は資料によって記述が違うのですが総じて50℃弱という感じのようです。

やはり 無色透明で硫黄感もほとんどなく、そしてかなりすっぱい です!

万代鉱よりは柔らかい感じがします。


この源泉は西の河原公園の敷地から出ているのですが、草津で有名な「西の河原露天風呂」は西の河原源泉ではなく万代鉱源泉使用というややこしい話になっています(笑)


このほか西の湯という大浴場もあり各浴場には露天風呂もあるので、館内のお湯めぐりしてるでも外湯に行く時間がなくなるくらい忙しいですよ~


お夕食へ

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個室お食事処は今年の夏リニューアルされたばかりでピカピカでした。

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これはお向かいの個室。

洋風な感じですね。

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私達はこちらでいただきました。

こちらは和風な感じなのかな。

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個室お食事処はお部屋によってしつらえが違うようです。

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お酒は水芭蕉プレミアム。

いつも群馬に来るときはこれを絶対ひとくちは飲みたいと思っています。

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利き酒セットも。

おちょこじゃないんですね。利き酒セットというわりには、私には量が多かったです。

夜の温泉街散策に行きたいのですが、大丈夫かな・・


先付、前菜の写真は撮り忘れてしまいました・・

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おいしくいただきました!!

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案の定、お部屋に戻ると二人とも9時前だというのに爆睡。

やっぱり夜の温泉街には繰り出せませんでした~(涙)

日本酒好きなんですけど弱いんですよね。おいしいお酒は危険です。


朝起きて、相方はひとりでお宿の向かいにある 無料共同浴場 翁の湯 へ。

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湯畑源泉 源泉温度52.7℃ PH2.10 です。

名前そのまま湯畑に沸いているお湯が引かれています。


基本草津の無料共同浴場はどこもそうなのですが基本地元の方のために存在していて地元の方がお掃除など管理されてるそうです。

それに無料で入れさせてもらえるのは、ありがたいことです。


しばらくしてめちゃくちゃ湯畑香をまとって相方部屋に戻ってきました(笑)

湯畑源泉は硫黄感強いですね~

湯畑源泉と、お宿の硫黄香はほとんどしない西の河原源泉や万代源泉との違いを実感した瞬間でした。


朝ごはん

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納豆のつけ汁につけて食べるおうどんが趣向が変わっていておいしかったです。

関東文化を感じます。

私は50パーセント関西人ですが、納豆大好き。

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席についてすぐに「納豆は大丈夫ですか?」という確認がありましたので、お好きでない方は違うつけ汁に変えていただけるようですよ。


チェックインしてすぐに温泉街に出掛けた際は、雨のことなど何も考えず行こうとする私達に「降るといけませんので」と傘を手渡してくれ、ほんとに言われた通り途中降って来た時は「おぉ~!」と思いました。

落ち着いたお客さんが多かったのはそういう気遣いをしてくれるお宿だからかな。


山歩き仕様に着替えて、チェックアウトです!


~続きます~

あや

温泉 スノーケル お宿めぐり 着物を着てお出掛け ガーデニング
が好きです☆
相方のまだ1年目の自然農法の畑・私の育てているお花の話等も。
よろしくお願いします♡